2025.10.24
国が行っていた夏場の電気・ガス代の支援が9月使用分で終了しました。10月使用分からは補助がなくなるため、 届いた請求書を見て「こんなはずじゃなかった」とならないようにするために、どういった対策をとるべきか見ていきましょう。
物価の高騰を受けて、政府は冬季と夏季の経済対策として、電気・ガス代の補助を行いました。補助が行われたのは、 今年1〜3月、7〜9月使用分の電気・ガス代です。電気代の補助額は、家庭用などの低圧の場合、7・9月は電気使用量1kWhあたり2.0円、 8月は同2.4円でした。
ここでいう「9月の使用分の電気・ガス代」とは、9月の検針日から10月の検針日までの間に使用した分を指します。 例えば、毎月の検針日が25日の場合には、9月25日〜10月25日位の使用分が該当します。これらは通常、10月末や11月初旬に請求されます。
10月使用分以降の電気・ガス代は国による補助が行われないため、請求書などを見て「光熱費が前月より上がっている」と感じることがあるかもしれません。また、国の補助が続いていると思って電気・ガスを使っていると、思いの外高額の請求書が届いてしまう可能性もあります。こうしたことにならないように、10月以降は特に電気・ガスの省エネに努めることが大切だと言えるでしょう。
特に、九州地方では10月に入っても最高気温が30℃近く蒸し暑い日があるなど、エアコンを使いたくなる日が続いています。 家庭全体の電気使用量のうち、エアコンの電気使用量は多くを占めます。エアコンの省エネを心がけることで、 電気使用量を抑えられる可能性があります。
まず、エアコンの設定温度を下げすぎていないか確認しましょう。目安として、室温が28℃になるように設定温度を調整することが推奨されています。
エアコンのフィルターが目詰まりしていると、余計に電気を消費します。エアコンのフィルターは2週間に1回程度、
掃除機でホコリを吸い取るなどして掃除をしましょう。フィルターを水洗いする場合には、完全に乾かしてからエアコンに取り付けるようにしてください。
こうした対策をして、省エネを心がけながら快適に過ごしましょう。
(参考:経済産業省・資源エネルギー庁 電気・ガス料金支援)