2025.04.25
住宅の新築やリフォームにかかる費用の一部を補助する「住宅省エネ2025キャンペーン」が始まります。昨年度から始まったこのキャンペーンですが、今年度の補助額などについて、現時点でわかっている情報をリポートします。
「住宅省エネ2025キャンペーン」とは、国土交通省・経済産業省・環境省が連携して行う、住宅の省エネ化を支援する施策です。エコキュートなどの高効率給湯器の導入や、住宅の断熱リフォームなどにかかる費用の一部を補助します。住宅省エネ2025キャンペーンは、昨年度に引き続き、次の4つの事業から成り立っています。
省エネ性能の高い新築住宅を購入、省エネリフォームする際に利用できます。新築で1戸あたり最大160万円、リフォームで最大60万円の補助が受けられます。
窓とドアの高断熱リフォームに特化した補助金で、新築住宅は対象外です。窓ガラスの交換や内窓の設置、ドアの交換などに対して、1戸あたり最大200万円の補助を受けることができます。
エコキュートなどの高効率給湯器や、家庭用燃料電池などの導入に対して、6〜20万円の補助が行われます。戸建住宅の場合は2台まで補助を受けることができます。
既存の賃貸の集合住宅に対して小型の省エネ型給湯器の導入を支援する補助制度で、給湯器の種類に応じて5〜7万円の補助が受けられます。
それぞれの事業には予算が決められていて、補助金の申請額が予算の上限に達すると、交付申請の受付が終了されてしまいます。今年度の補助事業はスタートしたばかりですが、新築やリフォームを考えている方は、早めに申請することをおすすめします。
電気代やガス代をはじめ、さまざまなものの値段が上がる今、エコキュートなどの省エネリフォームを行うことは、長い目で見て光熱費の削減に役立ちます。また、こうした住宅設備は一度購入すると長年にわたって使い続けることができる財産になります。エコな設備を導入することで、将来の光熱費の変動への対策にもなるでしょう。国の補助制度を上手に活用して、スマートでエコな暮らしを実践しましょう。
(参考:住宅省エネ2025キャンペーン)