2025.01.25
冷え込みが厳しくなると、給湯器の配管が凍結する可能性があります。配管が凍ってしまうと、自然に溶けるまでに時間がかかる場合があります。配管の凍結を事前に防止するために、次のような対策をあらかじめとっておくことをおすすめします。
給湯器のメーカーによっては、水道管の凍結を防止するための「凍結防止ヒーター」を別売りしている場合があります。気温が氷点下になることが多く、凍結が心配される地域であれば、給湯器を設置する際に凍結防止ヒーターをあらかじめ導入しておくとよいでしょう。
配管が凍結するのを防ぐには、常に中の水が動くようにしておくことが効果的です。凍結が心配される日の夜、お湯を使わなくなったら、リモコンの給湯温度を「水」に設定し、お湯の蛇口を少しだけ開けておきます。蛇口から糸のように水(お湯)が出る状態にして、朝までそのままにしておきます。
給湯器の機種によっては、浴槽にお湯を残しておくと、残り湯を循環させて、ふろ配管の凍結予防運転を自動で行うものがあります。外気温が下がると自動で凍結予防運転を行うため、浴槽のアダプターより10cm以上高い位置までお湯を残しておきましょう。
万が一、給湯器の配管が凍結したらお湯が出なくなり、リモコンにエラー表示が出ます。その場合は、給湯混合栓のハンドルをお湯側へ回した状態で、気温が上がってお湯が出るまで待ちます。もし、気温が上がってもなかなか回復しない場合は、給湯混合栓を閉じて給湯器の販売店まで問い合わせましょう。