2024.07.19
厳しい暑さが一日中続く夏は、「キッチンで火を使いたくない」という人も多いのではないでしょうか。
ガスコンロで火を使うと暑いだけでなく、部屋の温度も上がりやすくなってしまいます。
火を使わないIHクッキングヒーターは、周囲に熱が伝わりにくいので、夏場でも快適にお料理ができます。IHクッキングヒーターのメリットについて説明します。
IHクッキングヒーターは、電気の力で熱を生み出し、鍋底を直接温めます。天板と鍋が触れている面は熱くなりますが、周囲へは熱が漏れにくい仕組みになっています。
そのため、ガスコンロと比べて周囲が熱くなりにくいというメリットがあります。
夏場にキッチンで火を使うと暑く感じるのは、ガスコンロの火によって周囲の空気が温められていることが主な原因です「2口や3口のコンロを一緒に使って暑く感じた」という経験のある人もいると思います。
IHクッキングヒーターなら、鍋底を直接温めるため、周囲の空気を温めにくく、夏場でも快適にお料理ができるでしょう。
熱が周囲に逃げるということは、エネルギーのロスが発生してしまっているということでもあります。
ガスコンロの場合には、火が鍋底から出ないように火力を調節したり、お湯を沸かすときに鍋のフタを閉めたりすると、省エネにつながります。
IHクッキングヒーターでは、使う電気のほとんどが熱に変換されるため、エネルギーのロスをさらに抑えることができるのです。
一般的なガスコンロの熱効率は、最新機種で約6割とされていますが、IHクッキングヒーターでは約9割となっていて、エネルギーをより効率よく使用できると言えるでしょう。
IHクッキングヒーターの天板はフラットな形状をしています。
そのため、調理中に汚れても、後からさっと拭き取るだけできれいにすることができます。五徳などの部品がなく、平らでお手入れがしやすいのはIHクッキングヒーターの大きなメリットの1つです。
さらに、天板だけでなく、換気扇などの汚れを抑えるのにも役立ちます。
IHクッキングヒーターは、周囲の空気を温めにくいので、調理中の油分や水分などが飛び散りにくいのです。
そもそも、空気は温められると上昇する性質があります。そのため、調理中に温められた空気が水分や油分を上に運ぶことで、換気扇などが汚れやすくなります。
しかし、IHクッキングヒーターは鍋底だけを効率よく温め、周囲の空気は温めにくいので、こうした上昇気流があまり発生せず、汚れが広がるのを防ぐことができるのです。
たくさんのメリットがあるIHクッキングヒーター。夏場のキッチンの暑さに悩んでいるという方は、ぜひIHクッキングヒーターへの交換を考えてみませんか。