2023.12.15
だんだん気温が下がってくると心配になるのが、エコキュートや電気温水器の配管の凍結です。
配管が凍結してしまうとお湯が出なくなり、とても不便です。
凍結の具合によっては、再びお湯が出るまでに時間がかかることもあるため、あらかじめ凍結対策をしておきましょう。
そこで今回は、エコキュートや電気温水器の凍結対策について、わかりやすく解説します。
もしエコキュートや電気温水器の配管が凍結してお湯が出なくなったら、驚いて慌ててしまうかもしれません。でも大丈夫。
きちんとした手順を踏んで対処すれば、再びお湯が出るようになるでしょう。給湯器の凍結を解決する方法について解説します。
宅内にリモコンがある場合には、給湯器の配管が凍結すると、リモコンにエラーコードや、「断水/配管凍結ではありませんか」といった内容のメッセージが表示されます。
エラーコードやメッセージが表示されたら、取扱説明書などを確認して、エラーの内容を確認するようにしましょう。
エラーコードは、給湯器のメーカーや機種によって異なるので、取扱説明書などで確認するのがよいでしょう。
エコキュートや電気温水器の配管が凍結してしまうのは、寒波などによって気温が氷点下に下がるとき。
気温の低下によって配管の中の水が凍りついてしまうのです。
そのため、気温が上がって配管の中の氷が溶けると、エコキュートや電気温水器のエラーも解消されるケースが多いのです。急いでお湯を使う必要がない場合などには、給湯栓を少し開き、そのまま解凍されるのを待つのがよいでしょう。
急いでお湯を使う必要があるときには、凍結した配管部分にタオルを巻き、その上から人肌くらいのぬるま湯を少しずつかける方法があります。
ただし、熱いお湯を急に配管にかけてしまうと、配管が歪んだり割れたりしてしまう恐れがあります。
くれぐれも、熱湯ではなく、人肌より少し温かいくらいのお湯をかけるようにしましょう。
天気予報で気温が氷点下になることが予想されているなど、エコキュートや電気温水器の凍結が予想されるときには、あらかじめ凍結対策をとっておくことが大切です。
給水・給湯配管の凍結を予防するには、お湯の蛇口を少しだけ開き、蛇口から水が糸のように出る状態にしておく対策が有効です。
その際には、夜、お湯を使い終わった後に、リモコンの給湯温度を「水」または「35℃(最低)」にしてから、お湯側の蛇口を少しだけ開けるようにします。
翌朝、お湯を使用する際には、開けておいた蛇口を閉め、お湯の温度設定を元に戻すのを忘れないようにしましょう。
「凍結予防運転」の機能が搭載されているエコキュートや電気温水器では、この機能を活用することでふろ配管の凍結を防ぐことができます。
具体的には、入浴後、残り湯を浴槽アダプターの10cm以上、上まではった状態で「凍結予防運転」を「入」にします。外気温が下がると、自動でふろ配管に残り湯を循環させて凍結を防止します。
凍結予防運転をしているときには、お風呂のお湯は保温されません。
そのため、必ず家族全員が入浴した後に使うようにしましょう。また、翌日は、残り湯を捨ててから湯張りするようにしてください。
エコキュートや電気温水器の配管が凍結してしまうと、溶けるまでに時間がかかり、その間お湯が使えなくなってしまいます。
寒い冬の温かいお湯が使えないと、とても不便で暮らしに支障が出てしまうでしょう。
そうならないように、あらかじめ凍結対策を行っておくことが大切です。寒波の到来が予想されるときには、前もってこうした対策をとって、安心して過ごせるように心がけましょう。