2023.11.17
太陽光発電と一緒に蓄電池を使うと、さまざまなメリットが生まれることをご存知ですか?
太陽光発電の電気を蓄電池に貯めることで、電気代の節約やもしもの防災対策にも役立つのです。
今回は、太陽光発電と蓄電池を組み合わせて使うメリットについて詳しく解説します。
蓄電池には、電気を貯めるだけでなく、貯めた電気を取り出す働きがあります。
そのため、太陽光がたくさん発電するときに余った電気を蓄電池に貯めておけば、必要なときにいつでも取り出して使うことができるのです。
蓄電池が電気を貯めることを「充電」、蓄電池から電気を取り出すことを「放電」といいます。
蓄電池の充電と放電をうまく活用することで、さまざまなメリットが生まれます。どのようなメリットがあるのか、詳しく説明していきましょう。
太陽光発電と蓄電池を一緒に使うことによるメリットとしては、大きく分けて次の3つが挙げられます。
太陽光発電は、天気の良い日中にたっぷりと発電します。
しかし、日中に仕事や買い物などで留守にしていると、せっかく発電した電気を使いきれないことがあります。
また、冷暖房を使わない春や秋などの季節には、電気の使用量が少なくなるため、発電した電気が余ってしまうことがあるかもしれません。
蓄電池があれば、余った電気を貯めて必要なときに使うことができるようになります。
太陽光発電そのものには電気を貯める働きはないため、夜間や雨天には太陽光の電気を使うことはできません。
しかし、蓄電池と組み合わせて使えば、電気を使うタイミングに合わせて、蓄電池から電気を取り出すことができるようになるのです。
前述した通り、太陽光発電と蓄電池を一緒に使うと、余った電気を有効に使えるようになります。
余剰電力を活用できるため、その分だけ電力会社から買う電気を減らすことができ、電気代の節約に役立つのです。
例えば、家事などで電気をたくさん使う朝夕や夜間に貯めた電気を使えば、電気を余すところなく活用できます。
蓄電池から取り出した電気は、電力会社から購入する電気と違ってゼロ円で使うことができます。そのため、電気代の節約に効果的なのです。
万が一、台風や大雨などの災害で停電してしまっても、蓄電池があれば安心です。
貯めた電気で明かりをつけたり、スマートフォンの充電をしたりすることができるからです。
停電した夜でも、明るい部屋で過ごすことができるのは大きな安心につながります。
もし停電が長引いても、太陽光発電と蓄電池を一緒に使うことで、普段通りの暮らしを送りやすくなります。
太陽光発電そのものには電気を貯める機能がないため、日が出ている間しか電気を使うことができません。
その一方で、蓄電池には電気を貯める機能があるため、日が沈んだ後でも電気を使うことができるのです。
そのため、太陽光発電と蓄電池を組み合わせることで防災対策を万全にできるでしょう。
最近は、毎年のように大雨や台風などが訪れ、災害の危険性が高まっているようです。
防災にはもちろん、電気代の節約にも役立つ太陽光発電と蓄電池の導入を検討してみてはいかがでしょうか。