2023.06.23
最近、ニュースなどでよく耳にするようになった家庭用蓄電池。
「電気を貯める機能があるのはわかるけど、どんなメリットがあるの?」と疑問に思っている人もいるかもしれません。
そこで、家庭用蓄電池のはたらきや種類、メリットについて解説します。
専門的な言葉もわかりやすく説明するので、きっと家庭用蓄電池のことがよくわかるようになるでしょう。
家庭用蓄電池のはたらきは、まず、電気を貯めること。
電力会社からの電気や太陽光発電が作った電気を蓄えておくことができます。これを「充電」といいます。
次に、蓄電池から電気を取り出すはたらきがあり、これを「放電」と呼びます。
充電と放電を組み合わせることによって、蓄電池はいろいろな役割を果たします。
例えば、万が一、台風などの自然災害によって停電してしまったときには、蓄電池に貯めた電気を放電することで家電製品などを使えるようになります。
また、太陽光発電を設置している住宅の場合には、発電した電気を蓄電池に貯めて夜間や雨の日などに使うこともできます。
前述の通り、家庭用蓄電池には、停電した場合に必要な電気をバックアップする機能があります。
このとき、どこまでバックアップできるかによって蓄電池は2種類に分けられるのです。
1つ目は「全負荷」タイプの蓄電池。
全負荷タイプの蓄電池は、停電した際に家庭で使う電気すべてをバックアップできます。
そのため、全負荷タイプの蓄電池は大容量であることがほとんど。
全負荷タイプの蓄電池の中には、IHクッキングヒーターなど200ボルトの家電製品に電気を送ることができるものもあり、オール電化住宅にぴったりです。
2つ目は「特定負荷」タイプの蓄電池。
特定負荷タイプの場合は、家庭全体ではなく、あらかじめ決められた部屋や家電製品に対してのみ電気を送ります。そのため、特定負荷タイプの蓄電池はコンパクトな容量のものが多くなっています。
家庭用蓄電池を使うことのメリットとしては、まず、停電時のバックアップ電源として使えるため、万が一の際の安心につながることが挙げられます。
もし、台風などの自然災害で停電しても、蓄電池があればスマートフォンを充電したり、照明をつけたりすることができます。
非常時でも最新の情報を確認し、夜も明るい部屋で過ごすことができれば安心ですね。
さらに、太陽光発電と蓄電池を組み合わせて使えば、自宅で作った電気を無駄なく利用でき、エコにつながります。
昼間に発電した電気を蓄電池に貯めて、夜や雨の日などに上手に活用すれば、電気代を節約することもできるでしょう。
大切な家族との暮らしに大きな安心をくれる家庭用蓄電池。エコで安全な生活のために、蓄電池の導入を検討してみてはいかがでしょうか。